【作曲物語】destiny(スチームガールズ)

社長の谷内翔太です。

作曲物語2回目。

今回はスチームガールズの【destiny(デスティニー)】を取り上げたいと思います。

作詞:月宮かれん 作曲:谷内翔太 編曲:谷内翔太

この曲は確か夏から秋にかけて本格的に制作へ入りました。

デモの草案はさらに前です。確か冬だったかと。

面白いことに、当時自分は自動車学校に通っていまして、たまたま近くに住まいがあった「竹之内一彌 氏」の家へ寄り、そこで何となく作った曲です。

彼はその時スポンジボブを見てました。w

いつどこで曲が生まれるかなんてわからないものですよね!

アレンジ含めてのデモ

デモ草案の時はこんなにロックではありませんでした。

もう少しスタイリッシュにビートを見せていける音像の余裕というか、帯域の密度というか、、、そんな感じでタイトになっています。

それがこちら。

仮歌さんがいませんので歌も自分で入れています。

歌の内容に関しては割愛しますが、何故それでもリアルな声でデモを作るのか?

この頃既に自分の中で一本ポリシーみたいなものがありました。

カラオケのようなガイドメロだけでは歌の温度感や感覚的良し悪しが全く見えてこないのは事実で、その後の作詞へも影響が出てしまいます。
ガイドメロはニュアンスから何から全てがフラットすぎて、受け取り側次第で全く違うニュアンスの曲にも取られてしまいます。
であるならばピッチ治し前提でもいいので自分の声で作りたい!というところです。

デモアレンジでは時短と大まかなメモという事で、作り込まずに要素的なトラックを並べています。

ドラムはアップルループスでこんな感じ、ギターは打ち込みでこんな感じ、ベースはコード進行こんな感じ、みたいな程度のデモアレンジです。

スチームガールズの曲へ

時間が経ち、この曲が遂に!使われるときがきました。

スチームガールズ始動の曲として本格的アレンジを行います。

まず、イメージはスタイリッシュでは無く、もっとガツっと太く詰め込み、エレクトロニカ的要素を散りばめてビーム感を出そう!と。

使用機材

Addictive Drums 2 – XLN Audio
EMGピックアップのメタル系ギター – ESP
DJスクラッチ – TRAKTOR
Stutter Edit – iZotope
MASSIVE – Native Instruments

それでは行きますよ!一つ一つ順を追って説明します!

Addictive Drums 2によるロックビート

メインドラムはアディクティブドラムです。

このような感じで、キックのアタック、ステアのカンカン感、金物のシャリッと感はストレートにロックへ寄せています。

どちらかと言えばメタル寄りのロックです。

この音源の良いところは、簡単にこのようなサウンドを手に入れることができるポイントです。

XLN AUDIO ( エックスエルエヌオーディオ ) / Addictive Drums2
Addictive Drums 2で最も人気がある3つのドラム音源、5,000種類以上のドラムパターン、130種類以上のキットプリセットを内蔵

EMGピックアップのメタルギター

この曲はパワーコードオンリーですので自分が演奏しています。

その時に超絶便利なのはEMGピックアップによるギターです。

メタルギタリスト御用達のこのピックアップは、ミュート奏法等で「あの感じ」が出てきます。

ギターに関してあまり詳しくありませんが、竹之内一彌氏もこのギターは良いと言っています。

亀梨さんのツアーの時はずっと使ってくれていたようです。

僕は中古で買ったギターでしたので現行品ではもうないようですが、今だとこの辺りです。
少々お高いですが、このラインのギター(メタルやEMGピックアップ)で一つ持って置くならと考えれば一生物のクオリティーです。

■エレキギター
■ヘッド:ESPロゴ
■ピックアップ:(Neck) EMG 81, (Bridge) EMG 81
■コントロール:Master Volume, Master Tone, Mini Toggle PU Selector

ESP ( イーエスピー ) / ESP M-II ROSELIA SAYO
■ピックアップ:(Neck) EMG 81, (Bridge) EMG 81

TRAKTORによるDJスクラッチ

曲のイメージになり得るスクラッチは、やはりリアルに演奏したデータを使った完全オリジナルを作るに越したとはありません。

しかしDJスクラッチって正直めっちゃくちゃ難しいんですww

ビートに訛りがあるオールドなヒップホップならヨレていても味になるのですが、打ち込みバリッバリの曲だと「ヘタッピなスクラッチ」に見えてしまいます。

そこで一押しなのはNIのトラクター!

カテゴリー的には「PCDJ」です。多機能!

特にNI製品なのでエフェクターの種類も豊富で、ビートゲート系がこういう時に最高にマッチしてきます。

ビートゲートとは、設定したテンポに合わせて機械的にミュートのオンオフを行う機能です。

適当にスクラッチした音でも、8分音符、または16分音符でミュートがかかれば、それって結論ヨレたスクラッチに聴こえてきません!w

邪道かもしれませんが、リアルに世界のDJさんは多用しておりますので、しっかりしたDJテクニックです。

Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / TRAKTOR KONTROL S4 MK2
PCDJコントローラーとして人気のTRAKTOR KONTROL S4のリニューアルモデルです!従来のMIDIコントローラー機能、ミキサー機能、オーディオインターフェイス機能に加え、iPad、iPhoneアプリTRAKTOR DJのコントロールも可能になりました!

Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / TRAKTOR KONTROL S4 MK2
PCDJコントローラーとして人気のTRAKTOR KONTROL S4のリニューアルモデルです!従来のMIDIコントローラー機能、ミキサー機能、オーディオインターフェイス機能に加え、iPad、iPhoneアプリTRAKTOR DJのコントロールも可能になりました!

Stutter Edit という裏技

ダブステップ系、またはEDM系のミックスやアイディアのニュアンスが手軽に手に入る裏技です。

このスタッターエディットというのは、既存のトラックに予めプログラミングされた様々な手法を手軽にかけていくプラグインシンセです。

事実、僕が行ったことは、完成間近のプロジェクトにStutter Editを入れて、ビートとスクラッチ、シンセのトラックからセンドで別トラックへ音を流し、Stutter Editでプリセットを演奏しただけです。

プリセットを演奏?と思うかもしれませんが、このエフェクトシンセ単体では当然音は鳴りません。

元となるオーディオをStutter Editへリアルタイムで流し込み、鍵盤に並べられたプリセットを押していくだけです。

よくわからないかと思いますので、実際に聞いてみましょう。

これは間奏のセクションです。

利用したオーディオ元はスクラッチトラックとシンセトラック。ビートトラックになります。

あとはプリセットを場面場面で演奏(変えて)いき、音を変えています。

タカタカタカタカ!とか、ウゥ〜〜ワ〜ン!!とか、全部プリセットで組まれたエフェクトです。

この音を出すためにプログラムを僕は一切組んでいません。

簡単便利にカッコよくなりますよね!

iZotope ( アイゾトープ ) / Stutter Edit
従来手間のかかるスタッター効果の編集を直感的に、リアルタイムにプレイが出来るように考えられた画期的なソフトウェア

iZotope ( アイゾトープ ) / Stutter Edit
従来手間のかかるスタッター効果の編集を直感的に、リアルタイムにプレイが出来るように考えられた画期的なソフトウェア

世界のMassive

このシンセがダブステップというジャンルを作ったと言っても過言ではありません。

MASSIVE – Native Instruments

その後にスチームガールズで作った「HIGH and LOW」という曲は、実はこの時、マッシブシンセの可能性に驚き、絶対次の制作ではこのシンセを研究して掘り下げたい!と思い作りました。
この時はまだ掘り下げておりませんので取り分けここで書くことはありませんが、また【作曲物語】でスチガを取り上げた時にはHIGH and LOWのトラック説明をしようかと思います!

destinyではプリセットで通常通りですw

一応サンプル

強烈ですよね!
音に「カッコいい!」が内包されている感じが素晴らしい。

massive等ソフトシンセやプラグインのNIバンドル

Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE 11 ULTIMATE
合計500 GBに及ぶ87製品、18,000以上のサウンドを収録した業界標準のソフトウェアバンドル「KOMPLETE 11 ULTIMATE」。プロの音楽制作、スコア作成、サウンドメイクに必要なソフトを凝縮した、究極のパッケージ。最新オーケストラ音源SYMPHONY ESSENTIALSなどが新たに追加。インストゥルメント音源からプラグインエフェクトまで充実した内容を誇りま

Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE 11 ULTIMATE
合計500 GBに及ぶ87製品、18,000以上のサウンドを収録した業界標準のソフトウェアバンドル「KOMPLETE 11 ULTIMATE」。プロの音楽制作、スコア作成、サウンドメイクに必要なソフトを凝縮した、究極のパッケージ。最新オーケストラ音源SYMPHONY ESSENTIALSなどが新たに追加。インストゥルメント音源からプラグインエフェクトまで充実した内容を誇りま

ここまでで出来る事

以上の過程を踏まえて仕上がったデモがこちら。

あとはメンバーに歌って頂き、ミックスをして完成。

キーも設定済みですので当然ですが、やはり女の子が歌って映えます!

そこは機材などではなく、ハーモニーやコードの本質的な組み立てとなりますが、ザックリ考えるのはビートとコードアレンジ。

特にストレートな進行では、ハイポジションの爽快ギターっていうんですかね?w そんな要素をサビ中に入れたりして広がるイメージを持って作ります。

【作曲物語】第2回目はスチームガールズのdestinyでした!

オリジナルを1曲完成まで
初心者大歓迎!ゼロから作曲を初めて完成までのレッスンです。
完全オリジナルの作編曲楽曲が完成します。
クオリティーを上げるコツやメロディー展開の理論など、制作を通して学べる実践的なレッスンです

谷内翔太の芸能楽曲制作レッスン 〉

関連記事

  1. ドリーム・シアターを叩く

  2. 名曲を選曲!

  3. メディアの総合サイト『MAD-PHAT MEDIA PLAC…

  4. MR.BIGのすごい演奏

  5. SHUGYO争プロジェクトとV×S合同ユニット

  6. ドラマ「学校のカイダン」を鑑賞しました

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 2018.09.22

    名曲を選曲!

  2. 2018.08.25

    【作詞物語】第一話 Dream Boys Anthem…

  3. 2018.08.25

    SHUGYO争プロジェクトとV×S合同ユニット

  4. 2018.08.25

    脱虚弱

  5. 2018.08.12

    【YouTube】最近ハマってるシリーズ

  1. 2018.07.04

    うーたんです!

  2. 2018.07.21

    【作曲物語】destiny(スチームガールズ)

  3. 2018.07.15

    ゴッパーの話

  4. 2018.07.19

    【対談】男らしさとは?

  5. 2018.07.07

    【こんな曲コピーしてましたシリーズ】Earth Wind…

月別